コケ対策と予防

 

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コケ対策と予防

 コケの主な発生原因
 アクアリストにとって一番やっかいな敵は「コケ」でしょう。葉にコケが絡まってしまうと、
 せっかくきれいに植えた水草も台無しになってしまいます。コケに悩まされている方も
 多いと思いますが、アクアリストにとって
コケ対策予防をすることは
 避けては通れない道なのです。


 コケの発生原因はいくつか考えられますが、最も多い原因は、水変えの頻度が
 少なく飼育水の
亜硝酸濃度硝酸塩濃度が高くなった時です。
 また、水変えの頻度は多くてもフィルターが目詰まりしていると、
 ろ過能力が落ちてコケが発生してしまいます。
 他の原因では照明時間が長すぎたり、光量が強すぎる場合、逆に弱すぎる場合、
 肥料過多などの原因があげられます。


 コケも水草と同じ植物の仲間なので生きていくには、水と光と二酸化炭素と
 栄養分が必要です。つまり水草にとって育ちやすい環境はコケにとっても
 育ちやすい環境なのです。


 しかし、熱帯魚ショップなどの水草水槽を観てみると水草は元気に育っていても
 コケは生えていませんよね。
 それは、
「水草がコケを発生させる隙を与えていない」のです
 つまり、水草が元気良く生長すれば水槽内の栄養分や二酸化炭素は
 すべて水草に吸収され、コケが発生するために必要な栄養分や
 二酸化炭素を余らせていないのです。


 しかし、飼育者が水草に吸収しきれないほど肥料を与えたり、
 二酸化炭素を多く添加すると、余りものをコケが吸収して繁殖してしまうのです。

 また、フィルターを作動させたとしても、コケの発生を抑えるには定期的な
 水変えが必要です。魚の排泄物やエサの残りなどの有害物質は、
 ろ過バクテリアによって有害物質は分解され、比較的無害な
硝酸塩に変わります。


 しかし、比較的無害な
硝酸塩でも、溜まってくるとコケの栄養になってしまいます。
 水草も硝酸塩を栄養分として取り込んでいますが、水草が取り込んでいる
 硝酸塩の量は、たとえ水草を多く植えた水草水槽でもそれほど多くはないのです。
 そこで、コケの栄養源になっている硝酸塩の濃度を低くするためにも水変え
 という作業が必要になってくるのです。




コケの種類と対策法
 コケといっても
斑点状コケ、アオミドロ、藍藻、ヒゲ状のコケ、房状のコケなど
 種類は色々あります。
 コケの種類によってコケ対策や予防法も違いますので、生えているコケの種類を
 知っておきましょう。


 ケイ藻
は、水槽を設置して間がないときによく発生する茶色いコケです。
 水質が安定していないときや、蛍光ランプの光量が落ちたときなどにもよく発生します。
 葉の大きい水草やガラス面に付き、
 手で擦れば簡単に取ることができます。
 飼育水が落ち着いてくると発生しなくなることが多く、
 また、蛍光ランプを交換してみると数日でなくなる場合もあります。


 アオミドロは髪の毛の様に細長く、水槽を設置して間がないときや、
 光量が強く二酸化炭素が少ないときに発生しやすいコケです。ピンセットや
 歯ラシなどで絡めて取ることが出来ますが、完全に取ることが難しいので、
 水変えをこまめにしましょう。すると突然消えてしまうことがあります。


 
藍藻はコケの中でも繁殖力が強く、あっという間にレイアウトを台無しにしてしまう
 厄介なコケで、水草の葉、ガラス面、底砂の表面に発生します。
 原因は底砂の汚れによる水質悪化です。
 あまりにも大量発生した時は、水草を抜いて砂利を洗い直した方が良いでしょう。


 ヒゲ状のコケは水流の強い場所やアヌビアスなどの葉のふちに発生し、
 活着力がありますので、一度付いてしまうとなかなか取れません。
 水質の悪化が原因なので、水変えをこまめにしましょう。



 スポット状のコケはガラス面に緑色の点々と付くコケで、スポンジではなかなか
 落ちません。スクレーパーか、三角定規で擦り落としましょう。




コケを食べてくれる生物
 ガラス面に付いたコケはスポンジやスクレーパーを使えば容易に取り除くことが
 できても、水草や底床の表面に付いたコケを取り除くことはなかなかできません。 

 

 そこで、コケを食べてくれる魚やエビ、貝などを入れることによって、自分でできない
 コケ退治をしてもらいましょう。コケを食べる魚は

 
オトシンクルスペンシルフィッシュ、エビでは、ヤマトヌマエビ
 貝では
イシマキ貝があげられます。


 アルジーイーターもコケを良く食べてくれますが、コケを食べ尽くすと水草まで
 食べてしまいますので、普段はサブの水槽で飼育し、コケが生えたらメインの水槽に
 入れる、といった方法もあります。


 エビの仲間もコケ退治に役立ってくれます。中でも
ヤマトヌマエはエビの中でも
 大型で、最もコケ退治に適しています。
 
ビーシュリンプクリスタルシュリンプ、ミナミヌマエビもコケを食べますが、
 小型のため食べる量が少ないので水槽にはかなりの数を入れなくてはなりません。


 貝類はケイ藻やスッポト状のコケを良く食べますが、貝の種類を間違えてしまうと、
 どんどん繁殖し、見栄えの悪い水槽になってしまうので注意しましょう。
 コケ退治に向いた貝類は、
イシマキ貝アップルスネールイガカノコガイなどです。
 ただこれらの貝は汽水域に生息する貝なので繁殖は抑えられますが、
 淡水で長生きさせることは難しいでしょう。


 また、イシマキ貝はガラス面などから落ちてひっくり返ると、
 自力で起き上がることができず、そのまま死んでしまうことがあります。


オトシンクルス  ガラス面に付いたケイ藻を主に食べますが、コケが無くなると
 餓死してしまいます。
 コケがなくなったら、軽く茹でたホウレンソウを与えるか、
 プレコなどに与える植物性のエサを少量与えましょう。
 (与えすぎてエサが残ってしまうと水質の 悪化に繋がります。) 
 体長
4〜4.5cm 水温23〜28℃ 水質:弱酸性〜中性
オトシンクルス・
ネグロ
 ネグロの方が茶色っぽく、流木や水草、ガラス面に付いたコケを
 良く食べます。 
 体長
3〜4cm 水温23〜28℃ 水質:弱酸性〜中性
アルジーイーター  野生では25cmにもなりますが、水槽内では大きくても15cmで
 成長はとまります。
 コケを食べ尽くすと水草まで食べてしまいますので
 注意しましょう。 
 体長
10〜15cm 水温23〜28℃ 水質中性〜弱アルカリ性
サイアミーズ
フライング
フォックス
 アルジーイーターよりも小型でおとなしく、
 水槽内では最大10cm位になります。
 食べるコケの種類は広く60cm水槽であれば4,5匹入れると
 良いでしょう。 
 体長
4〜5cm 水温23〜28℃ 水質:弱酸性〜中性
小型のプレコ  大型のプレコは水草も食べてしまいますが、小型のプレコ
 (ホンコン・プレコ、ブロンズ・プレコ)は水草よりコケを好んで
 食べてくれます。
 ただしアルジーイーターと同様、コケを食べ尽くすと水草まで
 食べてしまいますので注意しましょう。 
 体長
7〜8cm 水温23〜28℃ 水質:弱酸性〜中性
ブラックモーリー  他の魚が食べないアオミドロや藍藻など、最も厄介なコケを
 食べてくれます。
 藍藻は繁殖力が強いので、コケが発生してから入れてると
 退治しきれないので最初から入れておきましょう。 
 体長
8cm 水温23〜26℃ 水質中性〜弱アルカリ性
ペンシルフィッシュ  ヒゲ状のコケを食べてくれる唯一の魚です。
 ブラックモーリーと同じく糸状のコケも食べます。
 60cm水槽であれば、5、6匹入れると良いでしょう。 
 体長:4〜5
cm 水温23〜27℃ 水質:弱酸性〜中性
ヤマトヌマエビ  ガラス面に付いたコケは食べませんが、糸状のコケを
 食べます。
 コケだけでなく、魚が食べ残したエサも食べてくれますので、
 水槽の掃除屋さんとして古くから親しまれているエビです。
 ただ、酸欠に弱く、pHが低くなりすぎると死んでしまいます。 
 体長
5cm 水温15〜27℃ 水質:中性
イシマキ貝  ガラス面に付いたコケを良く食べますが、汽水域に生息する
 貝なので淡水で長生きさせることは難しいでしょう。 
 体長3cm 水温15〜27℃ 水質:弱酸性〜中性

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