病気と治療法

 

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熱帯魚の病気と治療法

 熱帯魚が病気にかかりやすい環境は大体決まっています。下記のような環境で
 飼育していないかチェックしてみて下さい。また、治療法も紹介してますので、
 参考にしてみて下さい。



 病気の原因
 一度にたくさんの水を変えて、水が白く濁った。
   (水変えはこまめに少量ずつ変えましょう。月に一度すべての水を
   変えるのではなく、一週間に一回、3分の一程度変えれば、魚にストレスを
   与えません。)



 春先や秋にヒーターを作動しておらず、水温が安定していなかった。
   (昼間の気温は25℃位でも、朝晩の気温がまだ低い春や秋もヒーターは
   作動させておきましょう。)



 水変えはしていても、フィルターの掃除をしていない。
   (フィルターの掃除を怠ると目詰まりを起こし、ろ過能力が落ちてしまいます。
   月に1回〜2回は掃除をしましょう)



 新しく購入した魚の健康チェックをしないで水槽に入れた。
   (ショップでよく観察し、元気な魚を選びましょう。入荷直後は魚の体力も
   消耗しているので入荷直後の魚は避けた方が良いでしょう。
   また、飼育する水槽とは別に予備の水槽を用意して、そこでしばらく飼育して
   体力をつけさせてから水槽に移す方法もあります)



 エサの鮮度が落ちていたり、食べ残しが放置されたままになっている。
   〈エサはなるべく早く使い切るように小さいサイズを選びましょう。
   また、一回に与える量は5分以内に食べ終わる位がちょうど良いです。〉



 底砂の掃除をしていない。
   〈底砂は水槽内で一番汚れやすいところです。水変えの時に底砂クリーナーで
   底砂の汚れを吸い出しましょう〉



 上記の6点が病気の主な原因になります。日常管理がいかに大切かがわかりますね。
 ただ、上記のような日常の管理をしっかり行っていても病気になってしまうことが
 あります。
 病気を治すことができるかどうかは、どれだけ魚たちの調子の悪さを早期発見が
 できるかにかかっています。


  毎日魚の観察を怠らないようにしましょう。また参考までに魚たちが私達に送る
  調子の悪いサインは以下のような動きになります。



 
体色にツヤがなく、黒ずんでいる。
 呼吸が荒く、口を閉じない。
 
あまり泳がない。ヒレをたたんでいる。
 
体を底砂などにこすりつけている。
 
目が白く濁っていたり、鼻が赤くなっている。
 体やヒレに小さな白点があったり、ヒレが白く濁り、溶けている。
 
水面付近で力なく泳いでいたり、底でじっとしてて泳がない。


 ※魚がこういった状態になっていたら病気の可能性が高いです。
   すぐに病気の原因を考え、問題点を取り除くようにしましょう。  





 ◆病気の種類と治療法

 〈白点病〉
  水温の不安定や新たに魚を購入して数日経つときなどに見られる病気です。
  これは原生動物の1種イクチオフチリウスの寄生によって起こり、
  ヒレや体などにポツポツと白い点が発生します。
  発生の初期段階では薬で治療できますが、体中に粉をふいたようになってしまうと、
  治療が難しくなってしまいます。


  治療法としては、水温を28〜30℃に上げて、メチレンブルーやグリーンFなど
  飼育水が青くなる薬を入れましょう。 3、4日後には大抵完治します。
 


 〈尾腐れ病、ヒレ腐れ病、口腐れ病〉
  これらは、粘液細菌の1種カラムナリス菌や、フレキシバクター・コルムナリス
  という細菌によるもので、口先が白く濁って、ひどくなると赤くただれたようになります。
  また、ヒレの先が白くなり、腐り落ちてしまいます。
  治療法としては、食塩を飼育水10リットルに対して、スプーンに半分くらいと、
  メチレンブルー、マラカイトグリーンなどの薬と併用すると良いでしょう。



 〈エロモナス症〉
  エロモナス症には立鱗病、ポップアイ、穴あき病があります。体表が赤くただれたり、
  目が飛び出たり、ウロコがめくれ上がるなどの症状を見せます。
  治療が遅れると死亡する確率が高くなりますので、早期発見が大切です。
  原因は、飼育水の汚れによる水質の悪化により発生します。
  治療法としては、グリーンFゴールド、エルバージュや、クロロマイセチンを
  水40リットルに対して0.5グラムを入れる方法もあります。

 〈水カビ病〉
  綿かぶり病ともいわれ、体表やヒレに綿をかぶったように白い綿状の水生菌
  (サプロレグニア、アクリアなど)が寄生する病気です。
  魚のスレ傷から寄生するので、健康な魚に付着することはほとんどありません。


  治療法としては、メチレンブルー、マラカイトグリーンなどの薬と、
  食塩(飼育水10リットルに対して、スプーン一杯くらい)を混ぜて薬浴しましょう。



 〈ウーディニウム症
  サビ病やコショウ病といわれ、 白点病よりももっと細かい寄生体が体表にコショウが
  かかったように寄生する病気です。
  治療法としてはグリーンF、メチレンブルー、マラカイトグリーンなどの薬と、
  食塩(飼育水10リットルに対して、スプーン一杯くらい)を混ぜて薬浴しましょう。


 〈イカリムシ、ウオジラミ〉
  体表やヒレなどに小さな甲殻類の虫が寄生する病気で、大型魚のエサとして
  与えるメダカや金魚によって持ち込まれることが多く、
  大きさが5mm〜10mmと大きく、肉眼で見ることができます。


  治療法としては薬を使うより、ピンセットで除去した方が良いでしょう。


  これらが代表的な病気と治療法ですが、一番大事なのは病気を治療をすることより、
  病気を予防することです。その為には、ショップでの魚選びや日常の管理を
  怠らないようにしましょう。


  また、グリーンFなどの薬を使用すると飼育水の色が青や黄色くなって、
  せっかくの水景が台無しになってしまいますので、トリートメント用(治療用)の
  水槽を用意し、病気になった魚だけを移し、治療することをお勧めします。




 ◆水草の病気と対策法
 熱帯魚ほどではないが、水草も病気になることがあります。
 ここでは水草の病気と対策法を紹介します。



 〈枯れ〉
 
「枯れ」は病気とは違うかもしれませんが、水草が枯れることについて
 少し触れてみたいと思います。「買ってきた水草がすぐ枯れてしまった。」
 そんな経験をされたことがある方も多いのではないのでしょうか。
 原因のほとんどが適性な飼育環境でなく、水上葉から水中葉への展開が出来ず
 枯れてしまうケースが多いんです。


 二酸化炭素の溶存量は足りているか、肥料が不足してないか、
 光量が不足してないかをもう一度チェックしてみましょう。この3つのバランスが
 水草育成に重要なのです。
 この3つのバランスが取れていれば、たいてい古い葉が2、3枚枯れる程度で、
 すぐに新しい葉が生えてきます。


 もう1つ枯れる原因に、光量は充分でも他の水草や流木の陰になり光が当らない場合が
 考えられます。定期的にトリミングしたり、流木などの配置を変えるなどの
 対策をしましょう。


 〈pHショック〉
 pHショックとは水変えなどを行って、pHが急変したときなどに起こります。
 例えばウィローモスの場合は水変え直後は何ともなくても、数日経つと段々色が
 抜けたように白っぽくなります。
 対策は、水変えの際に飼育水のpHを測り、新しく入れる水を飼育水と同じpHに
 合わせれば防ぐことができます。


 〈水生シダ病〉
 高水温に弱い水草(ミクロソリウム)などにかかる病気で、感染力も強く、レイアウトした
 水草が瞬く間に枯れてしまいます。特に夏場は水温が上昇して感染の危険性が
 高くなります。
 対策は、水温がなるべく上がらないように、ガラス蓋をしない、
 水槽を直射日光の当る場所に置かない、
 水槽用のクーラーを使うといったことがあげられます。


 〈細菌性根腐れ〉
 pHが低いと起こりやすくなる病気で、サトイモ科、シダ類の水草にかかりやすく、
 茎の傷から雑菌が入り腐敗してしまいます。
 対策は、pHが低くなり過ぎないように試薬でこまめにチェックしたり、アヌビアスなど、
 株分けの際に切り口に防腐剤を塗るなどがあげられます。


  〈ウィルス性感染症〉
 班状の模様が入り、見た目には美しいのですが、感染症の一つです。
 対策は感染した葉を切り取るぐらいしかありません。

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